ウソの塊会見

旧統一教会が、外国特派員協会での釈明会見を組閣発表日にぶつけてきた。組閣ニュースに隠れて紛らわそうという魂胆だろう。本来ならば、自民幹事長がダブらないよう手配するのが政界の常識とのこと。茂木幹事長のチョンボか恣意的不作為と言えそうだ。肝心の田中旧統一教会会長の会見には多くのウソがあると全国霊感商法対策弁護士連絡会や国民生活センターが指摘している。「いわゆる霊感商法なるものを過去においても現在も当法人が行ったことはありません」と言い切ったこと自体がウソ。「返金要請には個別に対応している」もウソ。むしろ訴えられないように合意書を作らせて、一部だけ返してあとは知らんぷり。「消費者センターに連絡をもらうようにしていた」こともウソ。国民生活センター広報課は「そのような事実は無い」と否定している。「財産に比しての高額な献金が行われないよう徹底した努力を重ね、今日に至っております」との説明もウソ。献金には「義務」「祝福」「先祖解怨」「愛国」「聖本」など、さまざまな種類があり、資産は全て捧げなさいという教えを説いている。旧統一教会がもっとも早い段階でやるのが、信者になりそうな人の財産の把握が現実だ。さて、このウソの塊に対し、外国特派員らはどのように反応したのだろうか。