リクルートのスタディアプリ

全国の4割の高校がスタディサプリを利用しているとのこと。スタディサプリとは、リクルートが運営しているインターネット教育事業だ。事業の柱は3つ。個人を対象としたオンライン予備校事業と、学校向けの教育サービス事業と、社会人向けのウェブ教育事業。学校は補助教材として使っている。スタディサプリが全国に広まった要因は、到達度テストと学習管理システムを開発したことという。模擬試験の結果を学習指導に活用するのは難しい。何処で躓いているか分からないからだ。そこで、リクルートはそれが分かる到達度テストを開発した。個人個人の理解不足の箇所が把握出来る。更に宿題の配信や学習履歴を効率的に管理するする学習管理システムも開発した。これを使い、先生は40人の生徒に向けて、到達度テストで明らかになった課題に応じて、40通りの宿題を、ボタン一つで配信出来るようになった。メリットはそれだけではない。個別最適の補習などのための教材作成や採点から解放された先生たちの役割は、知識を教えることから、生徒たちが学習を続ける意欲を養うモチベーション形成にシフトしているという。まさに教育革命と言えそうだ。