因果応報と言えるかも

「80歳の壁:和田秀樹:幻冬舎新書」は、今後の老人医療の在り方を的確に示唆していると思う。その温厚そうな和田氏が珍しくある公人を面と向かって非難している。その公人とは、中村警察庁長官だ。いや、正確に言うと、中村氏を警察庁長官とした人事を批判している。中村警察庁長官と言えば、刑事部長時代に山口元TBS部長のレイプ事件の逮捕を直前に「天の声」を発しもみ消したことで有名だ。山口は安倍・菅のゴマスリ男だったから、安倍・菅が中村を警察庁長官に指名したのだろう。和田氏曰く「中村のキャリアは、治安ではなく、交通畑とか捜査二課の知能犯が対象。中村は警察庁長官になってから、交通取り締まりとポルノ弾圧しかやっていない」と。更に「同級生で治安の第一線で活躍した吉田尚正氏が警察庁長官になっていれば、安倍狙撃は防げたに違いない」とダメ押ししている。和田氏の言が正しいとすれば、結局安倍元首相が凶弾に倒れたのは、因果応報と言える。統一教会とはお祖父さんの岸信介時代から関わりがある。これも因果応報の一つかもしれない。