今更1日100万回か

岸田首相が、突然「ワクチン1日100万回」を表明した。「できる限り2月の早い時期に」と繰り返すだけで、時期は曖昧だし、いつまでに重症化リスクの高い高齢者接種を完了させるのか、期限もハッキリしない。そもそも1日100万回は菅前首相が達成している。岸田の1日100万回は全くインパクトが無い。むしろパクリと言える。わざわざ首相が表明するのならば、せめて150万回とか200万回程度のインパクトが必要だ。それにしても、3回目のワクチン接種は遅すぎた。なぜ、昨秋の感染が穏やかな内に高齢者接種を行なわなかったのだろう。岸田の1日100万回表明で落語を思い出した。題は忘れたが、狸寝入りしていた男が、尋ねられたことに答えずいたが、しばらくして話題が変わってから、答えたという間の抜けた話だった。まさに岸田の表明はこの落語とソックリだ。現実を見ると、接種対象者約4千万人に対し、実績7百万人。1日100万回しても、33日かかる計算だ。でも岸田は「できる限り2月の早い時期に」と言う。岸田は算数も出来ないようだ。もし、河野太郎が首相になっていれば、もう少しマシな対策が採られていたに違いないと思う。