アサリの産地偽装が問題になっている。農水省が熊本産のアサリのDNA分析をした結果、97%が中国や韓国の外国産だったことが判明した。自分はアサリが好きだ。毎週スーパーへ行くたびにアサリを眺めている。勿論産地表示も確認するが、必ずと言って良いほど熊本産だ。初めは、行きつけのスーパーが熊本との特別な仕入れルートを持っているのかと思っていた。ところが、別のスーパーに行っても、熊本産だ。何か変だなとは思っていた。そこに、産地偽装のニュース。やっぱりかと思った。一昨年熊本で採れたアサリは21トンで、熊本産として売られていたアサリは何と100倍以上の2485トンだったという。外国産アサリでも、国内で育てる期間が外国よりも長くなれば国内産と表示出来ることになっている。でも、外国産は国内で1年経つと死滅してしまうので、熊本は1週間から半年で出荷していたという。ある漁協の組合長は「何十年も続いてきた。いつかはバレると思っていた。産地偽装したのは漁協ではなく問屋だ。漁協は直接関与していないが、違法であることは知っていた」と言う。でも漁協も漁師も問屋も同罪だ。今後アサリに限らず「熊本産」は産地偽装の代名詞になるかもしれない。
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