透明化は時代の流れ

最近はコロナのため外食がめっきり減った。それでも外出先の飲食店を探す場合は食べログを利用することがある。食べログで高評価な店でも当たり外れがある。当てにはならないが、当てにするのが食べログだ。時々食べログの評価アルゴリズムはどうなっているのだろうかと思うことがある。でも食べログはアルゴリズムを一切公表しない方針という。ところが、売り上げが急落した焼き肉チェーン店が、食べログに対しアルゴリズムの開示を求める訴訟を起こした。裁判所は公正取引委員会に意見を求めた結果、公取委は独占禁止法に違反する恐れもあると意見書を提出。その結果、裁判所は食べログのアルゴリズム開示を裁定し、初めて原告に開示したとのこと。但し、食べログが営業秘密に当たるとして申し立て、第三者の閲覧は制限されることになった。結局我々ユーザーは食べログのアルゴリズムを知ることは出来ないのだ。公取委は食べログを含む17のグルメサイトの実態調査を実施し「飲食店や利用客に可能な限り明らかにし、透明性を確保することが望ましい」としている。透明化は時代の流れだ。そのうち全てが明らかにされるに違いない。