テンバガーって

最近やたらと新語が目立つ。今日の新語はテンバガーだ。調べてみると「テン」は英語のtenで10を意味し「バガー」は野球のスラングで「塁打」を意味するとのこと。直訳すると10塁打になる。でも野球で10塁打なんて有り得ない。テンバガーとは10塁打ではなく「有り得ない状態」を表す言葉という。どうやら、株価が10倍以上に成長した銘柄をテンバガーと言うそうだ。日本株で言えばGMOペイメントゲートウェイ。8年間でテンバガーを達成し、未だに伸びつつあるようだ。でも、殆どのテンバガーは一時的な急騰で、すぐ元に戻ってしまうのが常。美味しい株など滅多に転がってはいないのだ。そういう意味から言うと、新語としてテンバガーを取り上げる価値は低い。辞書に載ることも無いだろう。調べてみて、結局つまらないものだと分かった次第。逆に考えると、当たり外れがあるからこそ、新語だとも言えそうだ。