コロナ第5波収束の要因

コロナ第5波が急速に収束している。日々の新規感染者数の減少変化を見ると狐に摘ままれたような気分になる。でも、所謂感染症専門家は何故収束に向かっているのかの答えを見出せず首を捻るばかりだ。ド素人が指摘する、やれワクチン接種率の向上だ、マスク着用の徹底だ、日本人特有の生活習慣だ、というレベルと変わらない。何とも頼りにならない専門家たちだと思う。ところが、コロナウイルスの収束は、ウイルスのゲノム変異に修復が追いつかずウイルスが死滅したのだと、国立遺伝学研究所と新潟大のチームが日本人類遺伝学会で発表した。ウイルスは増殖する際にゲノムを複製するが、時々ミスが起きて変異が生じる。変異が積み重なるとやがて増殖できなくなる。だが、酵素nsp14が活性であれば修復出来る。APOBECという酵素がnsp14を変化させたため変異の修復が出来なくなり死滅したと推測している。要するにnsp14に対する阻害剤こそがコロナ収束の主因だと主張している。この研究アプローチは、新型コロナウイルスだけでなくSARSやインフルエンザへの応用も期待出来るとのこと。ワクチンとnsp14阻害剤で、コロナ完全収束の日も間近かもしれない。