二階から菅を見ると

FNNプライムオンラインに二階幹事長が出演し「菅首相はしっかり頑張っている。菅首相の続投を望む国民が多い」と言ったとか。今や菅内閣は支持率30%を割る崖っぷちにいる。でも二階から見れば、菅を押すしかない。では二階から菅はどう見えるのだろうか。二階の立場に立って考えてみた。菅支持は自民内でも低下している。最早支持に回るのは二階派だけ。二階派を国民と言い換えると、二階の言に繋がる。それでは菅の頑張り具合はどうだろうか。昨年末に感染力の強いデルタ株が国内で見つかり、後手後手で新規入国者の受け入れ停止を宣言した。でも菅は先手を打ったと発表した。現実を嘘で塗りつぶす豪腕さがある。1月に「1ヵ月後に必ず事態を改善させる」と豪語したが、事態は悪化するばかりで、挙げ句の果てに、改善の基準や根拠を問われ「仮定のことについては、答えを控える」とBプランなど無いことを堂々と述べた。基準や根拠など不要という支離滅裂さを持っている。高齢者のワクチン接種を7月末までに完了との目標設定は元々無理があったが、複数の自治体から「無理だ」との回答に、菅は「ショックだ」と感想を漏らした。菅はどんなことでも、自分が目標を設定すれば実現可能という妄想に取り憑かれている。圧巻は「五輪で希望と勇気を世界に」とコメントし開催を強行し、コロナ感染を爆発的に拡大させた力がある。国民の生命など顧みず、五輪を強行させた政治力は抜群だ。とでも、二階は菅を評価しているに違いない。乞即引退。