ポスト菅の見通し

菅政権の支持率がとうとう30%を割った。落日が迫っている。安倍前首相は菅政権を支持するとは言っているが、本人の再登板も匂わせている。その上で、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。安倍を含めこの5名の誰かがポスト菅となれば事態は益々悪化する。それならば菅続行の方がましだと思ってしまう。一方でポスト菅に浮上した意外な人物がいる。衆院に鞍替えしようとしている林芳正元文科大臣だ。林は華麗な経歴を持つ政策通で、何よりも大きなスキャンダルやミスといった失点がないのが特徴だという。自民多しと言えども、スキャンダルの無い政治家を探すのは極めて困難な状況と言えそうだ。自民内の論理はそんなものだが、多くの人が自民に愛想をつかし脱自民を願っている。でも社会党みたいな立憲民主などには任せられない。ということで、保守亜流が注目されている。ひょっとすると、維新の会と小池新党の保守合同が立ち上がるかもしれない。保守系の二大政党制となれば、自浄作用で真面な政策論議が出来るようになるのかもしれない。