時代に2週遅れで追いついた

立憲民主党の枝野代表の著書「枝野ビジョン 支え合う日本」が出版された。福島原発事故後「直ちに影響は無い」と繰り返し、国民を騙し続けた時から、自分は枝野を信用していない。だから、勿論この本など読む気もないし、実際読んでもいない。毎日新聞の書評をザッと見てみた。何と枝野は「時代が私に追いついた」と豪語している。中・低所得者向けの雇用対策や教育支援に対する考え方がバイデン大統領と同じ方向性にあるからだと言う。同時に安倍・菅の新自由主義を批判し、吉田茂元首相を源流とする、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄、大平正芳の歴代首相を挙げ、軽武装・経済重点主義の過去の自民党政権を高く評価している。その結果、我こそが保守本流だとほざく。でも、立憲民主の実態は昔の社会党そのもの。そのくせ日米同盟の強化や軍事力強化を主張している。著書ではコロナ対策として消費税減税は効果が無いとしているが、国会では消費税を5%に下げるべきと主張している。全てにギャップがあり過ぎる。これを世間では支離滅裂と言う。枝野に時代が追いついたのではなく、枝野は時代に2週遅れになっている。枝野は「総理になる準備が整い、覚悟ができた」と記している。話にならない。地に足を着けるべきだ。