大関朝乃山は如何に

子供の頃、立浪四天王の一人と言われた時津山が好きだった。理由は至極簡単。自作の紙相撲で優勝したからだ。子供は些細なことに拘りを持つ。その典型だと思う。勿論当時の時津山の戦績や容姿など全く知らなかった。それでも時々ラジオ放送の実況中継にドキドキしたものだ。その後柏鵬や花田兄弟の活躍で大相撲は面白かった。でも、その後は自分が大人になるにつれ、力士が小粒になった、力士が悪さをしている、横綱審議会が真っ当でなくなった等々で、大相撲に興味を失った。その中でも極めつけが相撲協会のモラールの低下だと思う。最近その相撲協会のモラールが益々低下したと感じる。大関朝乃山への処分内容だ。朝乃山はコロナ禍で協会の定めたガイドラインに違反した。本場所前に何度もキャバクラに通った。しかも、協会の聞き取りに何度も事実無根と嘘を通した。しかし結局事実を認め5月場所は途中休場し引退届けを提出したものの、協会は受理しなかった。その後出た協会の処分は、出場停止6場所と、6カ月間50%の報酬減額。出場停止6場所とは、大関から序の口3段目以下になることを意味する。朝乃山が引退届けを提出したのは、朝乃山に大関としてのプライドが残っていたからなのだろうと憶測出来る。一方協会の出場停止6場所は余りにも酷過ぎる。相撲協会はやりたい放題だと思う。今こそ、実質的に協会を支配している尾車親方を含め、協会の正常化を図るべきだと思う。