米国が日本渡航中止勧告をした理由

米国務省が、コロナ感染拡大の日本への渡航警戒レベルを最高のレベル4に引き上げ、渡航中止を勧告した。日本はインドや仏と同じ扱いになった。米国と日本を比較すると、米国の感染者数は日本の約100倍で、死者数も約100倍。直近の1日当たりの感染者数は約10倍になっている。この数字だけを見れば、米国務省は日本への渡航を奨励すべきであり、日本は米国への渡航を禁止すべきものと言える。では何故米国は日本への渡航を禁止したのだろうか。米CDCは過去にも何回か渡航禁止を出している。問題はいつも日本のワクチン不足だ。今回もそう。世界中でコロナが蔓延しているのに、日本のワクチン接種率は未だに2%程度。日本はワクチン未文化国だから、出入国は極めて危険と見做されているのだろう。そしてCDCは日本の医療体制が脆弱で、感染すれば入院すら出来ないことも熟知しているに違いない。更に言えば、米国人は日本人のように自粛に徹することなど出来ないことも考慮に入れたのかもしれない。