IOCの化けの皮

何とコーツIOC副会長が「緊急事態宣言下でも五輪を強行する」と断言したという。とうとうIOCの化けの皮が剥がれてきたようだ。発言の拠り所は、宣言下でのテスト大会がクラスターの発生も無く成功したと見ているからだ。それに加え、日本の感染者数は海外に較べ少ないことも考慮しているのだろう。コーツは「参加予定選手の60%がワクチン接種済みで、われわれが取っているすべての対策で安全な大会は可能だ」とも言っている。恐らくコーツは五輪関係者のことしか考えていないのだろう。五輪関係者と訪日客がもたらす日本国内の感染拡大など眼中には無いようだ。日本のワクチン接種率は2%にも満たないし、医療体制が崩壊寸前にある。菅首相は「安全安心の五輪にする」と言っているが、菅も五輪関係者のことしか頭に無い。国民の安全安心を担保する方策については全く言及が無い。この際、コーツ発言をきっかけに国民が一致団結して五輪開催反対の大合唱を始めるべきだと思う。