口先だけの日本医師会会長

中川日本医師会会長がまん延防止等重点措置下で、自民党自見英子議員の政治資金パーティーに参加していたことが、文春オンラインによって暴露された。中川と言えば、連日テレビに登場し国民に自粛を呼びかけている人物だ。国民に自粛を呼びかけながら、己は自粛をしない。日本の政界と医師会はそっくりだ。菅政権も医師会も、感染防止は口先だけだから、国民は見透かして自粛などしない。従って、人流は減らないし、感染は拡大の一途だ。コロナ下での日本医師会長には2つの責務がある。1つは国民の感染防止意識の高揚だが、もう1つは医療体制のバックアップだ。日本の病院の8割は民間で、その民間病院は殆どコロナ感染者を受け入れていない。中川の病院も然り。民間病院の受け入れを拡充し、医療崩壊を防ぐことこそ日本医師会の責務といえる。予約希望者が殺到し大混乱しているワクチン接種についても、注射は医師に限るとする利権を撤廃し、医師がいなくても看護師が出来るように規制緩和すれば、大混乱は即鎮静化するはずだ。中川日本医師会会長は責務として、医師会にメスを入れるべきだと思う。期待は全く出来ないが。