最悪の構図

夕方のテレビニュースを聞いて、我が耳を疑った。フジテレビ日曜報道 THE PRIMEでの、五輪開催是非の論議の内容だ。自民党ワクチン対策PT座長で、党東京都連会長の鴨下一郎が「五輪はステージ3でも4でも開催出来る。何故なら五輪は限られたエリアでやるから、感染に曝される訳ではない」と言ったと報道された。鴨下と言えば、医師で厚労族で環境大臣も経験した人物だ。一応コロナに関し常識があると思っていたが、とんだ見当違いだった。菅は首相になってから情報が届かなくなったと言われている。有能な人の意見も聞かずに、独断で迷走している。そこに鴨下が、このように助言すれば、菅は「五輪は別の世界だ」と信じ込んでしまうに違いない。「五輪に看護師500人動員要請」も同じ類いだ。看護師は休んでいる人が多いので動員は可能と入れ知恵した輩がいる。500人もいるのならば、コロナ感染対策に充てるべきと考えるのが常識だ。でも、菅はのうのうと五輪動員を肯定した。常識で判断出来ない首相がいて、取り巻きが非常識を首相に吹き込む。最悪の構図になっている。