珍しく真面な意見

失言を得意とする麻生財務相と、意味不明な言葉をつぶやく二階幹事長が、珍しく真っ当な意見を述べた。麻生はトリチウム含有処理水放出について「WHOの基準で7分の1まで希釈してあるから普通の水だ」と発言。それに対し中国が「飲んでから言え」、麻生「飲めるんじゃないの」と応酬。更に中国の「公海に流すべきではない」に対し、麻生は「じゃ公海は中国の下水道なのか」と反論。日本の処理水が本当に放射線量が低くいのであれば、汚水を垂れ流し海洋を汚染させている中国に対し、麻生の勝ち。珍しく真面な論争だと思う。一方二階はコロナ蔓延に関し、五輪中止に言及した。五輪中止発言は、IOC、JOC、都知事、首相、マスコミにとって絶対的な禁句だ。戦時中の軍部のように、中止発言をした者は売国奴と見做され葬られる運命にある。でも、現状の日本の8割と世界の大半は、五輪開催は不可能と思っている。だからこそ、二階の五輪中止発言には重みがある。珍しく真面な意見だと思う。でも、考えようによっては、天変地異かもしれない。思っても見ない輩が思っても見ない発言をする。もっと恐ろしい事が起きる前兆現象かもしれないとも思えてならない。