続:残業月378時間の世界

それにしても残業が月378時間というのは超異常過ぎる。どうしたら、こんな事が起きるのだろうかと不思議に感じた。すると例の文春砲が教えてくれた。西村コロナ相のパワハラ体質は以前から有名とのこと。西村がコロナ相になり、財務省、経産省、厚労省、内閣府から4名の事務取扱秘書官がついた。今回の残業378時間の秘書は財務省から来た40代の優秀なキャリヤ官僚だが、2月に体調を崩し交代した。内閣府から来た者は過労で交代し入院。厚労省から来た者は厚労省に泣きつき交代。内閣官房の関係者によると、西村は思いつきで秘書に指示を出すという。明日の朝までにとメールし、翌日間に合っていないと切れるのは日常茶飯事とのこと。でも、優秀なキャリア官僚が何故西村の意向に添えないのだろうか。答えは簡単だ。明確で具体的な指示が出来ないからだ。西村がまず不明確な指示を出す。秘書はそれなりの答えを出す。西村はその答えを見て自分の指示の具体性を少し理解し、再び指示を出す。秘書は再び答える。西村は更に指示を出す。これを繰り返せば、時間が幾ら有っても足りないことになる。西村が思いつきで指示を出すのは、物事を深く考えていないからだ。深く考えないから具体的な指示を出せない。具体的な指示が得られないから秘書は消耗する。ろくな答えが得られないから、コロナ対策は進展しない。要は、西村にとってコロナ相は荷が重過ぎるということなのだろう。