日本は世界のコロナ大国に?

オーストラリアオープンテニス大会が終わった。驚いたことが二つある。一つは優勝した大坂なおみ選手の成長ぶり。もう一つは徹底したコロナ対策。特にコロナ対策は東京五輪の参考になる。オーストラリアにはコロナ患者が殆どいない。でも、選手が乗ってきた飛行機の搭乗員がPCRで陽性になったため、選手ら600人が2週間の隔離生活を余儀なくされた。大会途中で選手宿舎のホテル従業員が英国変異種に感染したため、急遽6日間は無観客となった。結果として、選手は1人感染しただけで済んだが、興行としは83億円の赤字に陥ったとのこと。こんな対策を東京五輪で打てるだろうか。五輪組織委員会の方針では、海外から来る選手や観光客には、GPSで居場所をトレースすることで代替し、PCR検査をしないことになっている。それでは、英国種も南ア種もブラジル種も国内に入り放題だ。五輪終了後頃には、日本は世界のコロナ大国になっているに違いない。政府は観光客向けの位置情報アプリを開発している。その開発費が何と73億円。更に驚くことに菅首相は知らなかったという。もう滅茶苦茶だ。東京五輪を開催すれば日本が壊れてしまう。絶対阻止有るのみ。