自民党全職員のPCR検査

二階幹事長が自民党全職員のPCR検査実施の指示をしたとして、ネットでは「上級国民の集まりか」と大荒れだという。一方で受けたくても受けられない一般庶民がいるのだから、公費で行なうのならば不公平だ。でも、今はお金さえ払えば民間で検査が出来る。自民が民間で検査をするというのならば、目くじらを立てるような問題では無い。PCR検査は、検査時の感染の否かを判定するものだ。だから本質的には、出来る限り多くの人がPCR検査を受けた方が良いとは思う。もし、陽性者を特定出来れば、隔離してそれ以上の感染を減らす効果は見込めることになる。感染初期ならば有効な手段だと思う。でも、感染が拡大した現在では、効果は薄い。検査後すぐに感染する恐れがあるからだ。PCR検査は検査時点では感染していないことの証明になるが、検査後の証明にはなり得ない。自民が民間検査を受けるのなら、受けないよりは良いと言えそうだ。一方で議員の感染者も出ている。石原伸晃元幹事長はPCR検査で陽性になり、無症状にもかかわらず即入院した。でも、入院出来ずホテル療養も出来ず自宅療養を強いられる感染者が1万人もいる。上級国民かという意味では即入院の石原の方が相当質が悪い。