AIによる認知症判定

認知症の判定は難しい。素人が見て分かるのは、明らかに重症の認知症患者だけだ。重症ではない患者は、専門医が色々調べて判定される。そもそも自分が認知症なのかが判断出来ないのだから、厄介な病気でもある。ところが、AIを使うと顔写真だけで認知症を判定出来ると東大などの研究チームが発表した。認知機能が低下した人は、実年齢よりも高く見られる傾向があるとの先行研究を受けての研究とのこと。認知症や軽度認知障害相当する男女121人(平均81歳)と、認知機能が正常な男女117人(同76歳)のデータを使用。表情のない正面写真をAIに学習させ、正しく見分けられるかどうかを検証したという。その結果、AIの正答率は93%。顔の上半分では91%、下半分では94%と、顔の半分だけでも正答率は同等だったとのこと。AIによる顔写真解析は、安全、安価に、認知症の人を見つける方法として役立つ可能性がありそうだ。実は認知症が原因だったという事故が大幅に減りそうだ。自分は今年75歳になる。免許更新時の認知症検査は受けたくないと思っている。早く免許更新時の検査にAIを導入してほしいと願っている。