不適格の実証

医者の頭数もあるし、病床数も十分あるのに、医療崩壊が始まっている。小池都知事は医療崩壊を止める対策を打てるのに、何もせず只ひたすら政府が非常事態宣言を発出することに拘った。菅と小池の確執で困っているのは感染者だ。病院やホテルに入れない待機者が数千人にも上っている。間違いなく菅と小池の不作為によるものだと思う。東京都は6つの公社病院と4つの都立病院の病院運営の権限を持っている。都知事の権限で10の病院をコロナ専用病院に変えることは可能だ。これらの病院のコロナ以外は他の民間病院に移し、一方、民間病院が保有するコロナ医療の資材と医療従事者をコロナ専用病院に移せば、コロナに対する戦力はかなりアップする。民間病院ではコロナ患者を受け入れる必要が無くなるから、通常医療に専念出来、経営も安定する。まさに一石二鳥で医療崩壊は防ぐことが出来る。小池が心底コロナ対策を進めようとすれば出来たはずだ。でも結果として出来なかった。もし小池が出来ていれば、首相の座も夢では無かったと思う。逆に、この程度の事も出来ないのであれば首相の仕事など無理だということが明確になってしまった。人材を発掘するには、どん底の窮地に追い込み、切り抜ける能力があるかを見れば分かると言われている。図らずも、菅も小池も不適格であることが実証されてしまった。