不起訴処分は妥当か

桜を見る会前夜祭の補填疑惑について、安倍前首相は不起訴処分となり、筆頭秘書は罰金だけの略式起訴となった。予想通り安倍は全ての責任を秘書に負わせ無罪放免となった。安倍は国会で118回も偽証答弁をし続けたのだから、安倍の不起訴処分も秘書の略式起訴も、検察の判断は間違っていると思う。安倍は秘書が特捜に自白した後に、事実を知ったと言い訳しているが、これを崩せない検察はどうかしている。800万円もの大金を主に無断で使う秘書などいるはずがない。また無断で大金を動かすことを秘書に許可する主もいるはずがない。万一いたとしても、国会で偽証答弁をしている間に、ホテルに事実を確かめないのは安倍の不作為だ。むしろ、事実を知っているから確かめられなかったのだろう。自民党内では、9月に安倍が退陣したのは健康問題と桜の発覚と噂されている。最早隠しきれないと腹をくくっての退陣に違いない。ところが、秘書が特捜に自白したので、これ幸いと安倍は「今知った」と躍り出たのだろう。特捜は上級国民に甘いと言える。さて、安倍の証言が事実ならば、安倍は秘書を告訴するはずだ。何しろ犯罪者となり議員辞職をするかもしれない元凶だったのだから。もし安倍が秘書を告訴すれば特捜の判断は正しかったと言えるかもしれない。