意思の無いロボット

菅政権の支持率が何と7割超えとなった。安倍首相の姿は無くなったが、実質的に安倍政権の継続だから、7割超えは以外だった。理由は色々考えられる。一つは国民の安倍本人に対する苛立ちが解消されたこと、一つは誰が首相に就いても新鮮さを感じること、一つは菅がプロンプター無しで自分の言葉で語ったこと、組閣をほぼ適材適所で行ったこと、コロナ対策に官僚の言いなりの加藤を外しコロナに精通する田村を起用したこと、デジタル化の遅れを取り戻すためパソコンの出来ない老害ではなくデジタルオタクの平井を起用したこと、仕事をする政権を作ると宣言したこと等々。反面マイナス面もある。麻生財務相を留任させたこと、復興大臣に順番待ちの平沢を起用したこと、官房長官にそつの無い加藤を起用し煙幕作戦に出たこと等々。良く考えてみると、安倍の傀儡であるのに、安倍の欠点の修正を行っただけで、組閣は言わば安倍を反面教師としただけだ。でも、菅政権の最大の問題は、菅自身が国家観を持っていないことだと思う。だからこそ、菅は安倍以上に国民にへつらうポピュリストなのだと思う。菅が首相に就任して第一に思うことは、意思の無いロボットが動き出したら、そのうち世の中はハチャメチャになるとゆうことだ。