単なる西洋カブレ

小泉進次郎環境相の言動が変だ。「レジ袋有料化はプラゴミ削減には役立たない。国民にプラゴミ問題を認識させるための啓発だ」と宣わっている。レジ袋有料化は効果が無いのだから、プラゴミ問題には真っ正面から取り組むべきだ。民は無知蒙昧であり鞭を振るって罰を与えねば分からないという発想に不快感を覚える。また、肉食が地球温暖化に悪影響を与えるとして農水省とバトルを繰り広げている。米国でステーキを毎日食べたいと発言したことがグレタ・トゥンベリに非難され、畜産は環境の敵と宗旨替えしてしまったようだ。石炭火力発電についても然り。欧米では石炭火力が減少しているが、世界的には増加している。欧米での減少理由は、温暖化対策というよりは採算が合わなくなったからだ。世界は日本の高性能石炭火力発電の技術導入を要望している。しかし、小泉は政府が支援をしないことに同意しただけではなく、2038年石炭火力全廃も容認している。小泉の思考は、単なる西洋カブレだと思う。プラゴミにしても畜産にしても石炭にしても、全く本質を理解していない。パフォーマンスに走り過ぎている。鞭を振るって罰を与えねば分からないのかもしれない。