感染拡大ステッカー

東京都感染防止ステッカーを掲示してある飲食店でクラスターが発生したとのニュース。先日小池都知事が、感染防止策をした店には感染防止ステッカーを配布します、安心して来店して下さいと得意げに会見していた。しかもステッカー掲示施設の名称と位置情報を示す登録店舗マップを作成してまで利用を呼びかけていた。でもこのニュースを聞き第2次コロナ感染が拡大中だから、たとえ、感染防止に心掛けていても防ぎきれるものでもない、仕方の無いことなのだろうと思っていた。ところが、感染防止ステッカーの掲示と感染防止策の実行とは無関係であることが分かり驚いてしまった。実はこのステッカーは東京都のホームページから申請すると誰でも印刷することが可能なのだ。業種ごとに約20項目のチェックシートを記入し、オンラインで取得し、印刷することができる仕組み。自己申告制のため、審査などは行われないのだ。このステッカーは13日時点で、約17万件超の申し込みがあるという。感染防止など見向きもしない店にとっては、有り難い隠れ蓑になる。寧ろ都のステッカーは感染拡大の種にすらなっている。少なくともステッカーを掲示するからには何らかのチェックが必要だ。如何にも薄っぺらな小池劇場のやり方だと思う。政府も自治体もこの為体では、最早感染拡大は避けられようもない。