レジ袋の有料化は愚策

今月からレジ袋の有料化が始まった。何処へ行っても、2円とか5円との貼り紙が掲示されている。環境省がプラゴミ削減とエコを目指しエコバックに誘導するために有料化したようだが、果たして適切な方法なのだろうか。環境省によると、年間300億枚のレジ袋が消費されている。それを有料化すれば確かに減る。実際我が家では殆ど買うことは無い。ある研究によると、紙袋なら約11回、布のエコバッグだと約840回以上使わないと、レジ袋よりエコだとは言えないとのこと。でも、通常のエコバックは840回使用する前にすり切れてしまうから決してエコではない。しかも、いまはコロナが流行っているから、何百回も繰り返し使うのはウイルス対策として好ましくない。レジ袋を削減するには、レジ袋の繰り返し利用を呼びかけることが最善策だと思う。2回使えば300億枚が150億枚に削減されるし、10回使えば30億枚に激減する。繰り返し利用による汚れ等は使用者が適宜判断すれば、何の問題も生じない。環境省がレジ袋の繰り返し使用を奨励し、かつ捨てたり風で飛ばないよう注意を喚起すれば、目的は達成されるはずだ。有料化で縛るのではなく、心に訴える方が日本人には向いている。