都知事選の前と後

都知事選は小池が歴代2位の得票数で圧勝した。小池は前都知事選での公約「7つのゼロ」は殆ど達成していなし、自公からの推薦も断ったし、女帝小池百合子本も出たし、都知事の仕事をしないので都庁職員の8割は不支持だというのに、この結果だ。何故なのだろう。コロナ禍が幸いした。緊急事態は現職にとって有利に働く。為体の安倍には支援を受けないと宣言したことが都民の溜飲を下げた。ロックダウンなどの過激な言動が強力なリーダーシップ力に映った。野党が統一候補を立てることが出来なかった。テレビ討論会も行われず、著名者しか存在感が無かった。色々考えられるが、一言で言えば、偶々小池に順風が吹いたということだろう。さて、小池は当選し4年の任期があるが、いつまで都知事を続けるのだろうか。恐らく五輪までか、安倍退陣までだろう。何しろ小池にとっては、都知事というポストには関心があるが、都政には全く関心が無いと言われているからだ。366万票を投票した都民は一体何を願ったのだろうか。