甲斐性無しの亭主

東京都が花見の自粛を呼びかけている最中、総理大臣の嫁が花見をしたことが非難されている。それに対し安倍は「公園ではなくレストランであり、宴会をした訳ではない」と強弁した。奔放な嫁の尻拭いをする安倍のいつもの構図だ。世を騒がし始めたのは森友疑惑。安倍が国会で「妻も私も森友に関係していれば議員辞職しますよ」と啖呵を切ったのが発端だ。ところが昭恵夫人は森友に財務省との便宜を図っており、官邸は佐川の文書改ざんでその事実を消した。そして改ざんを強制された官僚が自殺した。安倍は昭恵に離縁を拒否されたため「首相夫人は私人だ」という奇天烈な閣議決定までして、夫人との分断を図った。元々昭恵夫人はいつも周囲に「首相夫人であることを利用して下さいね」と言っているという。まさに政治的地位を利用する確信犯なのだ。だから周囲に有象無象が集まり良からぬ事をしでかす温床になっている。一方で政治家の妻が口利きの役割を担っているのは政界の常識。どの政治家もやっている。だから昭恵には罪の意識が無いのかもしれない。悪い畑に質の悪い嫁が育ったということだろう。嫁も悪いが、嫁を操縦出来ずに振り回される首相はもっと悪い。甲斐性無しの亭主と言えそうだ。