地震あれこれ

いつ起きるか分からない。突然起きるのが地震。地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象だ。今では誰でも知っているプレートテクトニクス説で理解されている。プレートの動きは地球の自然な営みだから、止めることは出来ないし、地震を防止することも不可能だ。ところが、NATIONAL GEOGRAPHICによると、人為的な地震も有り、150年間で728件も発生しているとのこと。最もマグニチュードが大きく頻度も高いのがダム建設だという。例えば、2008年中国四川省で8万人の死者・行方不明者が出たマグニチュード7.9の地震。この四川大地震は紫坪埔ダムに貯えられた3億トン超の水の重量が引き金になったと考えられている。また米国で盛んになったシェールガスやシェールオイルを産出するための水圧破砕法も地震を誘発している。地層を水圧で破壊するのだから、当然といえば当然だと思う。自分は米国でシェールガス開発が始まった頃、地震の基になるのではと案じていたことを思い出す。人為的な地震には、この他に核爆発や工事現場などがある。一方自然現象ではあるが、巨大な嵐もストームクエイクという地震を起こすという。地球は打てば響く生き物なのだ。