PCR検査能力アップのネック

新型コロナウイルスを終息させるには、早急なPCR検査体制の確立が必須だ。ところが、韓国が処理能力7500件で6000件を処理しているのに、日本は処理能力3800件で処理はたったの900件だという。この差はどこから出てくるのだろう。日本にはPCR検査体制を遅らせるネックが二つあるようだ。厚労省内のテリトリー争いと東京五輪だ。岡田白鴎大教授の暴露によると、国立感染症研究所が全データを独占したいがために、PCR検査の増強を妨げているという。感染研は国民の健康など二の次で研究業績優先なのだ。何のための感染症研究かと思う。厚労省が、やっと感染場所の特徴を公表した。決して秘密にする内容ではない。分り次第速報で公表するべきものだ。こんな些末な妨害の排除や情報公開も出来ない加藤厚労相は即座に更迭すべきだと思う。もう一つが東京五輪だ。巨額な費用がかかるから是非とも開催に漕ぎ着けたいという政財界の意思がある。そのためには汚染国のイメージを付けたくないから感染者数を少なく見せたいという思惑が働いている。五輪に関わる政財界も国民の健康を脅かす犯人なのだ。五輪のために感染症が蔓延するとは、皮肉なものだ。