都政のレームダック化

思わず我が耳を疑ってしまったニュースが報道された。「95円の駄菓子を買いレジ袋不要と言うと、100円分がポイントバックされる」という。そんなことがあり得るのかと思ったが、フェイクニュースではない。実際にあるのだ。調べてみると、東京都のキャッシュレス化推進のモデル事業とのこと。東京都は経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety5.0の実現を加速させている。キャッシュレス化とレジ袋撲滅が目的だという。この事業のために25百万円の予算を組んでいる。そもそも、東京都がキャッシュレス化を推進する意味合いが分らない。レジ袋を1枚減らすだけに大枚を払う非常識さが理解出来ない。余剰職員に無駄な仕事を与えて、潤沢な予算を消化するためと考えると合点がいく。一方で世田谷区長がふるさと納税で54億円減収し税収不足に悩んでいるとの報道もあるが、元々無駄遣いが多すぎると見るべきだろう。小池都政はレームダック化している。都民の厳しい監視が必要だ。