原発調査資料の改ざん

日本原子力発電が敦賀原発2号機の新規制基準に基づく審査で、原子炉建屋直下の活断層の有無に関する調査資料を書き換えていたとのニュース。勿論審査に通るべく、活断層は無いとの改ざんだ。書き換えられたのは、日本原子力発電が2012年に敷地内で実施したボーリング調査の結果。「未固結」との記述が十数カ所にわたり「固結」に改ざんされていた。原子力規制委員会がこの改ざんを見抜き、審査を中止したとのこと。当然の措置だと思う。原発を稼働したさのための改ざんは多い。九電がゴリ押しする川内原発でも同じ事があった。川内原発の建設に先立ち、1977年に候補地の地質調査が行われたが、ボーリングの土壌サンプルが差し替えられる捏造があった。何故かそれを乗り越え川内原発が建設された。川内原発は、現在でも避難小屋等の新規制基準は満たしていないのに不思議なことに稼働している。日本人は性善説を信じる人が多い。性善説は人の心を豊かにする。しかし、原発に限っては、性悪説を取るべきだ。それが我が身を守ることになる。