挫けるな、進次郎

小泉進次郎環境相が袋叩きに遭っている。就任早々ニューヨークで、セクシー発言が揶揄されたり、ビフテキを食ったのでアンチ脱炭素派だと批難された。今度はマドリードのCOP25の閣僚級会合での演説が、温暖化対策に消極的な国だとして「化石賞」が贈られた。小泉は「日本は脱炭素を進める」と公言していたのに、具体的な脱炭素案を示さなかったのだから当然の受賞だと思う。進次郎に関する問題は二つある。一つは、脱炭素を進めると公約しながら、具体的な案を出さないこと。公約した割には理解と行動が伴っていないのが実情だ。各省庁との折り合いが付かなかったと言い訳しているが、見苦しい。リーダーシップを発揮出来なかったということに尽きると思う。もう一つは、脱炭素を進めると公約したこと。これが大切だ。脱炭素は日本政府の公約だ。環境相に就任したからといって、踏襲するべきではなかった。環境問題では、父の純一郎が脱原発で一歩先を行っている。原発の放射能は地球の汚染物質。父に習い脱炭素から脱放射能に言い換えれば、進次郎も立つ瀬はあったと思うのだが。でも、日本の希望の星であることは間違いない。頑張ってほしい。