マラソン札幌移転騒動

IOCが東京五輪のマラソンを札幌に移すことを決定したと唐突に発表したため一騒ぎだ。JOCはIOCに従順だが、小池都知事が抵抗している。小池は「なんで私が最後なの。北方領土でやれば良い。札幌の費用は出さない」と息巻いていたが、結局「合意なき決定」という形で札幌移転が決まった。近年の猛暑を考えれば、札幌に移転する方がアスリート・ファーストであることは間違いない。札幌では毎年マラソン大会を開催している。千葉真子は「新川通りは真っ直ぐで日陰が無いので選手はきつい」と言うが、選手はそんなにヤワではない。突然の会場変更で選手の対応が大変だと言うが、条件は全選手同じ。会場変更によるハンデを負う者などいない。小池が最後に「何故暑い8月に開催するのか理解しているが、もう一度考え直すべき」と発言した内容だけは的を射ている。日本陸連の強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦は「移転と聞いて、やる気がなくなった」とコメントした。「やる気になった」のなら理解出来るが「やる気がなくなった」のは理解不能。リーダー失格。早急にリーダーの変更が必要だ。