次世代のガン治療法

第5のガン治療法の開発が花盛りだ。ガンには大きく4つの治療法がある。外科手術、放射線療法、抗がん剤療法、そしてオプジーボなどで注目を集めた免疫療法だ。それらに続く「第5のガン治療」として、光免疫療法やホウ素中性子捕捉療法が注目されている。光免疫療法はガン細胞だけにくっつく抗体を作り、その抗体にレーザー光を当てることでガン細胞を壊死させる治療法だ。ホウ素中性子捕捉療法はガン細胞だけに取り込まれる特殊な薬剤を点滴で投与した後に、患部に体外から中性子線という特殊な放射線を照射する。この薬剤は、中性子線を受けると核反応を起こし、細胞1個分だけ破裂してガン細胞を内側から破壊するという。両方とも正常な細胞を傷つけることが少ないのが特長だ。但し、自由診療では300万円ほどかかるという。保険適用は2035年頃の見通しとか。「ガンは切らずに治す」のが当たり前の時代が来るかもしれないが、自分には間に合いそうも無い。