安全第一の啓示

高齢者による自動車事故が頻発している。自動車メーカーも安全装備を開発し、それが標準装備になっている。我が家のインサイトは乗り始めてから10年経った。でも、別に不具合は無い。運転しやすいので満足している。あと数年は乗ろうと思っていた。先日、ディーラーの担当者が最近の安全装備を説明したいと言ってきた。買うつもりは無いと明言した後で説明を受けた。確かに安全に超したことはないとは思った。我が家の周りは道が狭いので、自分はもし次ぎに買うとすれば5ナンバーのセダンにしたいと思っていた。だが、今のセダンは3ナンバーが主流だ。選択肢が限られる。結局グレースに絞られた。カミサンにお伺いを立てると、安全第一だからとの理由でOKが出た。昨日が納車日だった。静かで安全で快適な車だ。これなら長距離運転も楽そうだ。ところが、帰りがけにショッピングモールに立ち寄り、駐車場の出口でフロントバンパーをコツンとぶつけてしまった。新車の初日の大災いだ。でも、気持ちを切り替えた。人身事故に至らなくて良かった。粗雑な運転を戒める神様の思し召しに違いない。安全第一の啓示だ。この程度でラッキーだったと信じることにした。