好投手を潰す高野連

第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップの高校日本代表の選考をめぐり、高野連では「令和の怪物」と言われた大船渡高の佐々木投手の不要論が沸き上がっているという。高校生歴代最速の163キロを投げ、数多の三振を奪った佐々木投手が何故不要なのだろうかと疑問に思った。表向きには将来的に球界を背負って立つ金の卵だけに、目先の勝利以上に佐々木の身を案じねばならず、実戦的な起用が難しいと言っている。一方、今年は星陵の奥川や創志学園の西など優れた投手が多い。この方が変な忖度なしに使い潰せるというのが本音のようだ。高野連の基本的な考え方が透けて見える。高野連は投球制限を規制した新潟県を無制限にひっくり返した。高野連は、何があっても高校生に無制限の投球数を強いたいようだ。高校生の将来など全く考えていない。大学野球もプロ野球も眼中には無い。唯々甲子園が盛り上がれば良いと思っているようだ。高野連には、世界レベルへの体質改善が必須だ。