もっと羽ばたけ

今日一番のニュースは、渋野選手の全英女子オープン優勝の快挙だ。日本人選手として樋口久子以来、42年ぶりにメジャー優勝を果たしたと報道されている。日本中が大騒ぎだ。でも、正しくは、樋口選手は全米プロ選手権の覇者だから「日本人選手が史上初めて全英女子オープンを制した」と言うべきだろう。メジャーという言葉が少し誇張され過ぎていると思う。でも、兎も角目出度いと思う。自分は昨夜テレビで9番ホールまで見ていた。3番ホール・パー4で2オンしたが、何と4パット。これで渋野の華も散ったかと思った。ところが、5番、7番バーディで3番のミスを取り返した。だが、8番はボギー。なんとか9番までは見たが、幸運線は下降している。最早これまでかと思った。そこで床についた。だから10番以降は今朝のニュースで知った。何と優勝。ニュースを見て、驚いた。最終ホールの18番の5mのパットが優勝を決していたことを。渋野は「もし入らなければ負ける」と自覚していたらしい。でも、3パット覚悟で強気に打ったという。スポーツは結果オーライ的なところがある。もし3パットで優勝を逃していたらと想像する。もし、逃がしていたらあの「笑顔」に、非難が集中していたに違いない。最終パットが分水嶺になった。右に傾けば国賊、左にこぼれば英雄。あの最終パットこそがスマイリング・シンデレラを生み出したに違いない。1日経ったニュースを見て、そう思った。お目出度う。もっと羽ばたけ。