お隣さんの些細な出来事

我が家の隣の300坪超の土地が分割・分譲され6つの家が建った。一番近くの家の土地は三角形だが、上手くレイアウトした。三角に残る土地の一部を囲い小さなコンクリートの庭にした。小さい子が4人いる。普段は自転車を漕ぐ遊び場になっているが、突然大きなビニールのプールを設置した。穏やかな子供たちで、親の細やかな神経が忍ばれる。いつも4人で水遊びを楽しんでいる。子供の遊び声が快い。ところが、今日は金切り声が響く。二階の窓から覗くと、見知らぬ癇の強い児が一人、金切り声を挙げ続けて騒いでいる。聞くに堪えない絶叫だ。ママトモが来たらしい。しかもママトモは自分の児に注意もしない。それが当たり前とでも思っているようだ。4人の子供たちはビックリする。最初は唖然としていたが、そのうち腹が立ってきたようだ。反撃を開始した。上の子が癇の強い児をぶった。続いて次の子がぶった。そして何と歩き始めたばかりのスッポンポンの子がぶった。その児は大泣きしたが、親は「どうしたの?」と大して気に留めない。あの癇の強さは、無神経な母親に愛を求め続けた成れの果てかもしれないと思った次第。