投票することの価値

参院選が盛り上がらない。盛り上がれば浮動票が加算され野党優勢となり、盛り下げれば自民圧勝のパターンが常。だから自民圧勝になると思う。それにしても、気になるのが投票率だ。国政だろうが市政だろうが、投票率は下落の一方だ。最早政治家に期待出来ないという気持ちは良く分かる。でも、投票しないことには世の中は変わらない。そんな折毎日新聞の記事が面白い。投票する事の価値を訴えている。1票の価値はベンツ1台分の570万円だという。根拠となる数式は、予算×任期÷選挙登録者数。計算方法は他にも色々ある。社会保障費で計算すると、現役世代で54万円、高齢者世代で約228万円とのこと。極めて重い1票の価値だ。こんなことを思いながら、期日前投票に行ってきた。意外とがら空き。スムースに投票出来たが、一方で気になったことがある。日本の選挙は何故記名式なのだろうかと。ひらがな候補が多すぎる。ひらがなはイメージが湧かない。立候補者が薄っぺらにみえる。識字率世界一といえども、誤字脱字による無効票が多発する恐れがある。前もって候補者名をプリントした投票用紙にチェックを入れる世界レベルの方式に変更した方が、集計も簡素化されるし無効票も減るはずと思う。でも、日本の政治情勢を考えれば、記名式に落ち着かざるを得ない。それ程頻繁に、かつ突然に無意味に選挙が行われるということだ。選挙は方式も含め、政治家のためにあるということを実感した次第。あぁ選挙。