鯨文化に思うこと

政府が国際捕鯨委員会IWCを脱退し、約30年ぶりの商業捕鯨再開にかじを切った。だが日本の捕鯨には謎が多い。IWCは「鯨がかわいそう」という意見が主流だが、一方日本は「古来の食文化を守るため」と主張している。未来永劫意見が噛み合うはずがない。では鯨は今も日本の食文化なのだろうか。売り上げは50億円程度で年々減少しており、10億円くらいが税金で補填されている。最早産業としては成立していない。だから日本の食文化とは言えない。日本の捕鯨には二つある。南極海と近海だ。国内で見ると、地場産業である千葉の槌鯨は南極海の鯨に圧倒され廃業に追いやられている。でもIWCは地場の捕鯨ではなく南極海の鯨を問題にしている。南極海の鯨が無くなれば地場産業は生き延びるのだ。しかも、日本がIWCを脱退すると、日本は南極海での捕鯨が出来なくなるという。???が続く。支離滅裂で意味不明。少なくとも、言えることは自民捕鯨議連は日本鯨類研究所のために動いている。一方日本鯨類研究所は自民捕鯨議連の議員たちに税金経由で献金をしている。鯨に限らず、献金はこの種の構図になっている。持ちつ持たれつ。無くならないはずだ。○○議員連合は何処の世界にもある。全ての○○議員連合の名簿が欲しいと思う。公表されれば選挙の投票先が激変する。そう思うのは自分だけなのだろうか。