蕎麦屋あれこれ

蕎麦屋は数が多いが、旨い蕎麦を食べさせる店は少ない。我が町には旨い蕎麦屋が数軒あった。しかし、いつの間にか、あまねや、虎智庵が静かに閉店してしまった。今日は自分の誕生日が近くなったので、カミサンと蕎麦屋でディナーをすることにした。高さわは、蕎麦屋ではあるが、コース料理もある一風変わった蕎麦屋だ。カウンター席を予約し、調理を見ながらコースを楽しむことにした。懐石風に一品一品出てくる。八寸、汁物、刺身、煮魚、天ぷら、そして〆に蕎麦。その都度、主人が産地と材料名を教えてくれる。カウンター席の特権だ。全て美味しかったが、特に九十九里の蛤汁、オーストライリア産の大きなアスパラの天ぷら、福井産の蕎麦は極めて旨かった。勿論お酒も頼んだ。静岡の正雪と福井の黒龍が料理を更に引き立てた。高くなく量は少なく上質なものが我が家の口に合っていた。またディナー行こうと思う。季節が変われば料理も変わる。春になるのが楽しみだ。