プラごみ対策

木製のストローが話題になっている。プラスチック環境汚染を防止するための象徴的な啓蒙運動の一つだ。スーパーのレジ袋もやり玉に挙げられているが、効果は今いちだ。だが京都の亀岡市が自治体として初めて「プラスチックごみゼロ」を宣言した。2020年度までに市内の小売店でのレジ袋の使用を禁止する条例を施行する方針とのこと。政府は有料化を義務付ける方針だから亀岡市は一歩進んでいる。亀岡市の宣言にはエコバッグ持参率100%を目指す取り組みのほか、家庭から出るプラスチックごみの回収率100%達成も明示されている。プラスチックごみの海洋汚染が社会問題になっているが、内陸部にある亀岡市が自治体で初めて「プラスチックごみゼロ」を宣言したことにインパクトを感じる。プラスチックごみについて考えてみた。プラスチックは便利・安価だから将来も使用が無くなることはない。海洋汚染はプラスチックの海洋流出によるものだから流出を止めればよい。有料化や禁止条例は力尽くで抑え込もうとする小手先の対策だ。流出を止めるに企業や個人一人ひとりが流出させない行動を取るだけで済む。国や自治体が総力を挙げて、プラスチック流出撲滅の啓蒙活動を行い、全国民の意識を向上させることこそ、真の「プラスチックごみゼロ」に近づける方策だと思う。