先が読めないワクワク感

今日のトップニュースはゴーン逮捕。何とルノー・日産・三菱3社の会長であるあのカルロス・ゴーンがだ。容疑は虚偽の報酬額を有価証券取引書に記載した金融商品取引法違反の疑い。この5年間の役員報酬額100億円を50億円と記載していた。内部通報により日産が社内調査し検察に情報を提供していた。何と司法取引制度が適用されたという。色々な憶測が飛んでいる。高額な報酬が非難されるため、控えめに記載したのだろうという擁護説や、強欲な金権体質説や、更には日産のクーデター説まで飛び出した。嘗て倒産しかけた日産を救ったのはルノーのゴーンだったが、今ではルノーが低迷し日産の重荷になっている。ルノー・日産・三菱の関係は合併ではなく、同盟という緩い関係にある。マクロン大統領はゴーンに対し「ルノーと日産を不可逆的な関係にするよう」指示している。この際、日産から見ればゴーンが失脚すれば願ったり叶ったりだ。離婚した元妻の証言から金権体質は間違いなさそうだ。ルノーと日産の関係は周知の事実だ。クーデター説も信憑性がある。さて今後どのように展開するのだろうか。事実は小説よりも奇なりというが、先が読めないワクワク感が当分マスコミを賑わさせそうだ。