地球の衛星の数は何個?

地球の衛星は月の他に2つあることを確認したという。研究成果がMonthly Notices of the Royal Astronomical Societyに掲載された。この学術誌はOXFORDによるものだから、満更与太話でもなさそうだ。論文によると、地球から40万kmで、月までの距離と同じくらいの位置に潜んでいた謎めいた天体を、ハンガリーの研究チームが捉えたという。天体は全て塵で出来ていて雲のようなもので、今までの技術では存在が確認出来なかったが、特殊な偏光フィルターで散乱光を捉えたようだ。大きさは約10万km×7万kmで、地球の直径の9倍もあるという。地球の衛星が月以外にもある可能性は、何世代も前から天文学者たちが示唆している。地球の周囲の軌道には安定した特別な点が5つある。ラグランジュ点と呼ばれている。この2つの衛星の発見もラグランジュ点にあるはずとの考えが基になったとのこと。宇宙開発を進める各国は、ラグランジュ点に人工衛星や宇宙望遠鏡を置く計画があるという。火星に行く中継点としても注目されているとか。ひょっとするとあと3つの衛星が見つかるかもしれない。地球の衛星が6つになったら、どのような名前をつけるのだろう。夢は宇宙のように果てしなく広がっていく。