ターニングポイントなのに

モリカケ疑惑で「カラスは白い」と言い張った安倍首相が、今度は「カラスは透明だから、その存在を証明出来ない」と言い出した。赤坂自民亭が大炎上し、さればステルス戦術だということらしい。いま安倍は三選対策のまっ最中。公邸に自民党無派閥議員を招きランチ会合を開いたり、地元の山口県議と懇談したが、官邸は公表していない。公表していないということは、そのような事実は無かったということでもある。通常であれば、事務方が非公式に記者側に伝えることになっている。だが、事務方が伝えないということは、安倍が事務方に内緒にしたのか、事務方にかん口令をしいたかだ。一強になると、情報操作は思いのままになる。国民にとって、事務方に内緒にしたのであれば、危険度は30%程度であるが、かん口令をしいたのであれば90%を超えることになる。安倍一強は、政治を強力に進めるには頼もしい。だが半面、その使い方次第では国民の脅威になる。自分は、安倍が「カラスは透明だ」と言い出したことが危険に落ち込むターニングポイントだと感じる。「カラスは透明だ」と言い張ることは、ヒットラーを類推させる。安倍は変質している。三選は絶対阻止させるべきだと思う。だが、石破は役不足。進次郎たちの若手は育っていない。自民に自浄作用は期待出来ない。残るは自民の地方議員とサポーターだけ。一縷の望みを託すしかない。残念無念。