たわいの無い争い

井筒八ッ橋が聖護院八ッ橋を提訴したとのニュース。聖護院の1689年創業との宣伝は根拠が無く不正競争防止法に違反すると、井筒が創業年が入った広告の差し止めと600万円の賠償を求める訴訟を起こした。事の発端は、最近聖護院が外国人観光客向けに創業年入りの英語の広告を前面に打ち出したこと。井筒の94歳のオーナーの気に触れたようだ。八ッ橋の売上げは京都観光土産の約半分を占めるメインの商品。八ッ橋組合には14社が加盟している。売上げは、聖護院が23億円で井筒が29億円と競っている。オリジナルはどこか分からないが、各老舗は元祖、本家、総本店、本舗、本館と名乗っている。聖護院八ッ橋も井筒八ッ橋も食べたことはあるが、味の違いは分からない。ましてや創業年を気にして購入したこともない。井筒のオーナーは何故訴訟に踏み切ったのだろう。売上げが追い上げられている焦りかもしれない。八ッ橋メーカーは先祖から仲が悪いのかもしれない。井筒の役員が老齢のオーナーの頑固さを制することが出来ないだけかもしれない。オーナーは老齢により正気が無いのかもしれない。でも、ひょっとすると、両者が結託した八ッ橋の宣伝のためのパフォーマンスなのかもしれない。いずれにしても、たわいの無いコップの中の嵐と言えそうだ。