フジTVの負のサイクル

フジテレビの「とくダネ!」は見ないようにしている。小倉キャスターの高慢な態度が極めて不愉快だからだ。そろそろ番組打ち切りか小倉の降板かとの噂が流れていた。ある意味楽しみにしていた。ところが、小倉で番組が続行するという。フジテレビは、小倉に断られることを前提で以前の半分以下のギャラを提示したが、小倉があっさり了承してしまった。かくして番組続行となった。フジテレビはチョロいと思う。小倉にとって、地デジでのレギュラー番組は「とくダネ!」だけだ。この番組を降りれば過去の人になってしまう。たとえギャラが半分以下になろうが、食いついてくるに決まっている。フジテレビの狙いは、視聴率アップなのかコストダウンなのかが曖昧だ。小倉が続行すればコストダウンにはなるが、視聴率の回復は望めない。真面なテレビ局ならば常識的に視聴率を優先する。フジのように安かろう悪かろうでは視聴率は上がらない。視聴率が上がらなければ有力なスポンサーを見込めない。益々経営が苦しくなるから番組は粗雑になる。経営者が替わったが、負のサイクルは回り続けている。低視聴率の番組は全て切るくらいの決断がないと、フジは益々経営難に陥ることになりそうだ。