モト冬樹のチュンちゃん

モト冬樹のチュンちゃんが物議を醸している。昨年、冬樹がカラスに襲われていた子スズメを保護した。元来、冬樹は鳥が大嫌いだとか。でも、このままにしておけばカラスに食われてしまうし、自力で餌を摂ることも出来ない。子スズメを哀れと思い餌付けを始めたところ、子スズメが懐いた。役所に相談したところ、飼ってはいけないと言われたが、野生には返さなかった。チュンちゃんと名付けその様子をブログに投稿していた。だが、そのブログにクレームがついた。野鳥の飼育は鳥獣保護管理法で違法だと。この法律は自然の生態系維持の観点からスズメの飼育は違法としているが、一方で、狩猟の許可を取れば捕獲は自由だし、捕獲したスズメを焼いて食べようが廃棄しようが本人の自由だという。おかしな法律だ。朝の情報番組で、MCを務めるお笑いタレントが、マジ顔で「スズメを飼うのは違法ですから野生に帰すべきです」と言う。最近はこの種のなんちゃってコメンテーターが多過ぎる。しかも、コメントが薄っぺら。こんなのが世論を形成していくのかと思うとゾッとする。マスコミは、この問題を取り上げるのであれば、専門家に説明させるべきだと思う。スズメは人間を殊の外怖がる性質がある。昔稲を食われ大被害が出たのでスズメを絶滅寸前まで捕獲し殺したことがあり、それ以来スズメのDNAには人間を恐れることが刷り込まれたという話を聞いたことがある。冬樹の行為は人間とスズメが縒りを戻すチャンスでもある。頑張れモト冬樹。